~大忙しの心仙人~
人の心を善にする心仙人
荒れた人間の心の中に仙人の杖を刺し正しい心の在り方を説くため、日々人の心を行き来しています
心仙人「今日も大忙しじゃ~まったく近頃の人間はいろんな情報を吸収し過ぎて何が正しいか理解できんよーになっとる!心を忘れた奴が多過ぎるわい!おっまた3時の方向で争いよるわい。も~まったく~」
心仙人が向かった先には急な通り雨に打たれたOLさんが電車の中でお色直しをしてました。
OLさんは周りを見渡し「雨のせいで化粧が崩れちゃった。でも今日は電車も空いてるわ。端の方なら迷惑にはならないかな。」
と周りを気遣いながらもお色直しをしていると、中年のオヤジが近寄って「おい!お前はマナーを知らんのか!車内で化粧するなど常識外れも甚だしいわ!恥を知れ!」
などとOLさんに罵声を浴びせています。
心仙人は「やれやれ。オヤジ、待ちなさい。そもそもマナーを口にするオヌシの方がマナー違反じゃ。マナーとは社会のルールではなく、心の在り方を形容したもんじゃ。マナーとは「他者を気遣う」心の事じゃ。分かるかの?」
オヤジの心に仙人の杖を刺して説き始めた心仙人
「他者を気遣う事ができれば、そんな罵声浴びせる事もなかろう。マナーと言うルールの中に縛られるのではなく、マナーは自分で最善を選んで行動する事じゃよ。それを思い出せばオヌシも気持ち良く世の中を渡れるじゃろ。」
心仙人の杖は人の心の御神木になるべく、刺してもらった人々の心の中でおおきな大木に成長していくのです。
枯れた大地に緑を咲かせるように心仙人は今日も大忙し。
「こんな事なら弟子を迎え入れるべきじゃったわい、、、お~忙し~」