~ないものねだり~
機械仕込みの手は色んな物を挟む事が出来る
丸いボールの手は何でも吸着できる
羨ましいと思う手の平目玉くん
「俺なんか洗剤で洗い物したら目が痛ぁーてしゃーない」
「握ったら真っ暗やし」
相手のイイ所が見える事で悲観的になる彼
自分に無いものはやっぱり欲しくなる、、、
「相手が見えるとその良さが分かる。じゃあ自分も見つめ直すと見えなかった良さがあるのではないか?」
と通りすがりのハゲに言われました
たしかに手の平目玉くんだけが紙を丸めたりできます
「あっほんまや!」
と自分にしか出来ない事を意識できた彼は後にペン廻し界の貴公子と呼ばれたとさ、、
おめでたおめでた