~とあるハエとり草の物語~
ある山奥でたまたま住居が近くのウツボさんとハエ鳥兄弟
ご近所さんではあるものの、彼らは肉食植物とゆー事もありハエ鳥兄弟が調子にのっている状態が続いています。
ハエ鳥兄(以下兄)「ぐへへ~!今日も一番乗りで食糧ゲット~!ぶべべぇ~!」
ハエ鳥弟(以下弟)「流石兄貴~!僕にも分け前くださいよ~!」
兄「馬鹿野郎!この世は弱肉強食!強さがなけりゃ生き残れないぜ!」
弟「でも俺も昨日3匹頂いちゃったからお腹はいっぱいなんだよね~」
兄「ウツボくんはもう3週間は食べてないよな~!ククッ!ってかウツボくんそんな口開けっぱじゃそら無理やって~!ちゃんとガブッといかな~!ってかウツボの血筋やから無理か~!だはは~!この調子じゃウツボくんの寿命はあと1週間やな~!」
ウツボさん「ハエくん毎日頑張るなあ~。なんでか俺あんまお腹空かんのよな~」
弟「そら死に近づいてる証拠やわ~!」
兄「まぁ死に際ちゃんと看取ったるから、あと一週間頑張りな!ババハハハアァァ~!!!」
ウツボくん「そんなん言われてもなぁ~、あんま死ぬ気もせんのよな~。。おっカタツムリくんおはよ~」
カタツムリ「おはよ~。ウツボくん今日も体つるつるやな~健康な証拠やで!」
ウツボくん「んん~健康なんか死にかけなんか自分でもよー分からんなぁ~。まぁいずれ死ぬしどーでもいいか~」
無駄な殺生が嫌いなウツボくん。それとは正反対の触れるものは誰かれ構わず食い尽くすハエ兄弟。
そんなこんなで2週間がたった頃
弟「兄貴~俺の両腕が腐ってる~!」
兄「ぉぉ、、俺なん、、か、、首が、、、 ポロっ」
弟「ええぇぇ~!!兄貴~!!兄貴が~!!!!」
ウツボくん「あらっハエくんどーしたん??あんな毎日栄養とってたのに」
彼らは植物です。栄養は足元から常に吸収できます。
ハエ兄弟は取り過ぎた栄養で体が蝕まれていたのです。
欲張るとロクな結果は出ないものです。
ウツボくんは森の仲間たちと余生をのんびり生活していきましたとさ。
家で花を育てる際は水のやり過ぎには気をつけましょう。