~とある職人の思い出~
とある街に駆け出しの大工さんがいました
彼は何でも自分の好きなよーに、イメージのままに作る事で周りからは少し変な大工と呼ばれています
彼の幼少時代はとても貧しく食べるのも一苦労、学校にさえ通えない状況だったので基礎知識も培えず設計図すらいまだに描く事もできません
それでも自分が貧しく育った事で「ただ家だけでいい。家くらい自分で安らげる場所にしたい」この一心で大工を目指したのです
基礎もない自分、それでもやる
駆け出した彼は毎日毎日生み出しては欠点を見つめ改良、そしてまた作る。一見、単純なよーな作業の中、自分で作る楽しさに歳月を費やしていきました
小さな部屋が一つ、また一つ
20年経った頃には周りから「キチガイの屋敷」と呼ばれかなり偏見の目で見られるよーになっていました
そんなこんなで時代が進み、科学の進歩と共により快適な乗り物が生産され誰でも宇宙に行き来する時代になって行くのです。
人々は便利さを求め者はよりコンパクトに
持ちやすい、乗りやすいと形はどんどん均一な丸や四角に
時代の流れと共に形が洗練された頃、あまりにも歪な大工の館が逆に斬新に見え人々が次第に目を向けるよーになって行くのです
いつしか芸術と呼ばれ大工が齢80となる頃、完全に独創している自分に気付くのです
ただひたすらに思いを込め毎日を繰り返してきた大工、何もない事が糧になっていたと昔を思い返すのでした。
何十年振りか定かではないが屋根に上がり空を見つめる大工
「何年経っても時代が変わろうと月や星はいつまでも綺麗じゃのぉ。こんなワシの家でも賛美か。ありがたやありがたや~。一昔前は煙たがられとったが人間まだまだ分かり合えるもんじゃのぉ。」
いいね〜、クラブT〜レコーディングTへ。
お疲れ様です☆
完成もイイが出来ていくプロセスが・・・風情ですな♪
俺の心が、寂しがっているのか・・
クリスマスっぽいねんなぁ・・・笑
「まだまだ、年末はこれからです」モードって事やな・・・
つまりは今日も遊びましょうってな感じで☆
これも俺の理想の老い方です
楽しく心から打ち込む
いつかは全てが分かり合えるハズ!